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ヴァニレキプファルンの作り方

Vanillekipferln、ヴァニレキプファルンです。

バニラの種子を混ぜ込んで作った生地を、一つずつ手で三日月形にしたクッキーです。

焼き上がりの熱いうちにたっぷりとバニラシュガーをまぶして仕上げます。

サクサクとした口当たりと素朴な味わいのウィーン菓子です。

三日月形の理由ですが、トルコの紋章が三日月形をしていました。

ウィーンは、トルコ軍との戦いのときに三日月形をしたパンやお菓子食べることで、いわゆる験担ぎをしていたそうです。

現在では、クリスマスの時期にヨーロッパの家庭ではたくさんのクッキーを焼きますが、このヴァニレキプファルンも欠かせない一品になっているようです。

 

Vanillekipferln(約35個分)

 小麦粉 125g

 バター 110g

 アーモンドパウダー 65g

 砂糖 40g

 塩 ひとつまみ

 卵黄 1個

 バニラのさや 1本

仕上げ用

 ヴァニラシュガー

 

生地を作る

①バニラのさやをナイフで縦に割き、中の種だけこそげ取る。

 

②大理石の台か板の上に、砂糖、小麦粉、塩、アーモンドパウダーを合わせて振るったもの、バニラの種を置き、その上で冷たいバターをスケッパー使って細かく切っていく。

 

③バターが細かくなれば、両手で軽く擦り合わせて、全体をよくほぐし、バターが小麦粉の中にごく小さな粒となって散らばり、全体が黄色っぽくサラサラになるようにする。

※バターが溶けないよう手早く行う。

 

④台の上にまとめ、真ん中をくぼませて卵黄を入れ、カードで切っては寄せて片手で上から押さえる。

これを繰り返して、卵黄を混ぜ込む。

 

⑤ある程度まとまれば、カードで2つに切って重ねて手のひらで押して伸ばし、またカードで2つに切ることを繰り返す。

※生地は練ってしまうと、粘りが出て歯ごたえが固くなってしまうため注意する。

 

⑤生地がまとまれば、半分に分け、厚さ1㎝、幅5㎝の板状に形を整え、ラップで包んで冷蔵庫で約30分寝かせる。

 

仕上げ

①生地を取り出して、幅1㎝に切り、手で軽く転がして丸め、両端を心もち細くする。両端を丸く曲げて、三日月型(キプファル)にする。

 

②180℃のオーブンで15分焼く。表面に焼き色を付けずに白っぽく焼き上げる。

 

③焼き上がれば、バニラシュガーが表面によくからみつくよう熱いうちにまぶす。バニラシュガーを入れたバットに並べ、上からもふるいでたっぷりとまぶす。

 

※キプファル:ドイツ語で三日月形ロールパンを指す。ウィーンでは、トルコ軍と戦いに由来する三日月形(トルコの紋章)が、様々なパンやお菓子に姿をとどめています。

バニラシュガー:バニラのさやを割いて種を取り出し、砂糖に加えて密閉容器に入れ、香りを移したもの。さやも一緒に入れておく。

 

うまく作るポイント

焼き色に気をつける:このクッキーには、あまり濃い焼き色をつけないこと。途中で底面を見て、必要であれば下にもう一枚プレートを重ねて、下火での焼き色を防ぐ。

 

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