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自炊のススメ

自炊とは

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本を裁断・スキャンしてPDFなどの電子データにし、タブレットPCなどで読めるようにすることを自炊といいます。

お菓子などのレシピ本も本で購入する方が多いと思いますが、だんだんと増えていってしまうものです。

そういうときには、電子化してしまえば、スマートフォンなどでも見ることができ、場所も取らないので、非常に便利です。

というわけで、今回は”自炊”について、まとめてみました!

 

自炊は適法か?

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実際の自炊のやり方を見る前に、まず心配になるのが、著作権法の問題です。

結論から言ってしまえば、購入した書籍を自分で 自炊する場合、著作権に問題はありません

著作権法に、以下の文言があります。

(私的使用のための複製)

第30条
1.著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。

出典:著作権法第30条 - Wikibooks

つまり、「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用する」(私的使用)が目的であれば、コピーすることはできます。

ちなみに、「次に掲げる場合を除き」は、

・公衆が使えるダビング機などを使用する場合

・技術的保護手段を回避して複製する場合

・違法配信されているコンテンツをダウンロードする場合

を除くということです。

これらの場合は私的使用目的でも許されません。

自炊や自炊代行が「私的使用」の範囲内であれば、許されます。

 

自炊代行とは?

詳しいやり方は後程書きますが、自炊とは本を裁断し、スキャンすることです。

慣れれば簡単ですが、時間はかかります。

それを代行してくれるのが、自炊代行業者です。

一冊80~200円程度で、代行してくれるため、非常に便利です。

しかしながら、自炊代行業者が主体ということになると、私的使用の範囲を超えることになり著作権法上認められないと、高等裁判所が「自炊代行の差し止め」を認めています。

また、それに対する上告を最高裁判所が棄却し、判決は確定しています。

そのため、現在は、作者に無断で行う自炊代行は原則として認められないという見解が有力です。

今でもたくさんの自炊代行業者があり、簡単に安い値段でしてくれるため、とても魅力的です。

しかし、いつ問題になるかわからないため、依頼はしたのに大切な本が返ってこない!なんてことになるかもしれません。

きちんと著作権法を守り、個人で自炊しましょう

(現在は、自炊代行業者の多くは、自炊を禁止する旨表明している作家の名前を公表し、その著者の書籍の自炊は行わないという対応をしています。)

ただし、以下のような場合は、他人に自炊してもらうことは可能です。

・作者(著作権者)の許諾がある場合に、自炊代行業者に依頼する

・作者(著作権者)の許諾がない場合に、アルバイトや秘書など(自分の手足となる補助者)に作業してもらう

 

自炊に使う機材

使用機材①スキャナー

スキャナーは、自炊する方が一番使っているscansnap一択です。

私はscansnapiX500を愛用していますが、今は後継機のscansnapiX1500が出ているそうです。

両面同時読み取り、50枚まで自動紙送り、超音波による重なり検出など、自炊するのにうってつけの性能です。

また読み取り範囲のサイズ自動検出が非常にすぐれており、特に漫画など出版社により微妙にサイズが違うものを自炊する方は、scansnapで間違いありません。

過去の回想シーンなどでよくある黒塗りの枠線などが、他社のスキャナーでは読み取り範囲外とされてしまいましたが、scansnapだけはきちんと読み取れました。

 

 

使用機材②裁断機

 一般的な裁断機と言えば、

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裁断機

このようなものを思い浮かべる方が多いと思います。

これでも自炊は可能ですし、実際に行っている方もいるとは思いますが、おすすめはしません。

このタイプの裁断機は、比較的安価で場所も取らず便利ですが、裁断枚数が20枚以下と少ないものが多いです。

また、複数枚重ねて裁断すると、刃が本に対して斜めに下りてくるため、斜めに切れてしまい、まっすぐに裁断することが困難です。

そのため、大量に裁断する必要のある自炊には、あまり向きません。

表紙のみを裁断する場合などに、こちらを使うなどの使い分けをする場合はありですが、これ一台での自炊は困難です。 

私が使用している裁断機は、PLUS裁断機です。

 

PLUSが販売している「裁断機 PK-513LN」は、新設計で替刃交換が簡単にできるのが最大の特徴です。

刃が本に対してまっすぐ下りてくるため、本を簡単にまっすぐに裁断できるので、自炊にピッタリです。

また、光でカットラインを表示することができ、簡単に紙押さえの固定ができるため、使い勝手も良好です。

価格は高価ですが、一回の裁断枚数も160枚までと、納得できる機能性とスペックを備えています。

 

使用機材③カッターナイフ

カッターナイフも使用します。

通常のもので、問題ありません。

カッターナイフを使用する際は、きちんとカッティングマットを使用しましょう。

 

 

自炊のやり方

自炊のやり方①薄い本の裁断

何といっても、まずは裁断です。

まずは、薄い本の場合を見ていきましょう。

 

①裁断機の準備

裁断機を準備します。

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PLUS裁断機

②レーザ―の点灯

左側にある赤いスイッチを押し、レーザーを点灯させます。

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レーザーを点灯

 

③位置合わせ

裁断する位置を合わせます。

この時、ギリギリを切るのではなく、少し余裕を持って裁断してしまう方が、キレイに仕上がります。

ギリギリを裁断してしまうと、糊が残ってしまい、紙同士がバラバラになっていないことがあります。

そのままスキャンしてしまうと、紙詰まりの原因になってしまうので、注意しましょう。

絵が多い漫画本などでも、大体5~10㎜程度は切ってしまっても、問題ありません。

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レーザーを合わせる

 

④裁断

一気に裁断します。

途中で止めてしまうと斜めになってしまうので、一気に裁断しましょう。

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裁断済み

 

自炊のやり方②分厚い本の場合

下にあるような分厚い本の場合、一度に裁断できません。

PLUS裁断機の場合、一度に裁断できるのは160枚ですので、それ以上になる参考書などを裁断するには、ひと手間加える必要があります。

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分厚い本の場合

 

①本を開く

本を思い切り開き、真ん中の糊が見えるくらい開く。

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本を思い切り開く

 

②カッターで切る 

糊の部分を、丁寧にカッターで切断します。

これを繰り返し、切断機で切断できるくらいの分厚さまで、分けてしまいます。

以降の作業は、薄い本と同様にすれば大丈夫です。

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カッターで切断

 

自炊のやり方③スキャンする

スキャナーで読み込みます。

scansnapは、50枚までなら自動紙送りしてくれますので、50枚ずつ本体に載せてスイッチを押すだけです。

 設定は、スーパーファイン300dpi、カラーかグレーを使用しています。

漫画本などは、表紙以外はグレー、表紙のみカラーを使用しています。

その他、細かな設定は好みがありますのが、気になる方はコメント下さればお答えします。

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スキャナーで読み込む